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人がどう思おうとあなたの人生には関係ありません!

 

もうみなさんには、おわかりのことと思います。わたしたちのかかえるほとんどの問題は、人に認めてもらいたい、あるいは受け入れてもらいたいという、過剰な欲求に根ざしたものです。このあやまった欲求は、わたしたちの生活のあらゆる場面で、すみずみにまでしみわたってます。

 

家庭や職場での人間関係、お金の使い方、服の選び方・・。それに、相手が愛する人であろうが見知らぬ人であろうが、人との接し方にも、さらには何を食べるか、朝何時に起きるかなどということにすら影響しているのです。気に入っていない生活をしたり、不本意な人間関係をいつまでもつづけるのも、すべてそう。ひどい場合にはそのために病気になったり、死ぬことすらあるのです。

 

もし、他人にどう思われているかを基準に人生を送れば、”わたし”には自分というものが存在しなくなり、愛や健康や豊かさや自己表現力を与えてくれるはずの高次の自我すらいなくなってしまいます。つまり、他人に迎合する度合いに応じて、自分自身をけずりとっていくことになるのです。

 

そうすることでエネルギーを奪われ、他人の考えに行動のすべてを支配されてしまいます。そうなれば、自分の人生は混乱して先が見えず、心が満たされることもなくなるでしょう。

 

「人がどう思おうと、わたしの知ったことではない」というのは、「他人の言うことには耳を傾けない」という意味ではありません。人の話を聞かなければ学ぶことなどできないし、人が自分をどう思っているかを知ることは、鏡に自分の姿を映してみるようなもの。それによって反省する機会が与えられ、自分を成長させるための参考になるのですから。大切なことは、他人からのネガティブな思いを払いのけ、否定する心の悪循環を断ち切ろうということなのです。

 

人からネガティブな思いを受けたとき、あなたの反応はおそらく次のふたつのうち、どちらかになるはずです。それによって、すでに持っているネガティブな感情をさらに強化するか。またはその存在に気づき、なくすにはどうしたらよいかを考えるか。前者を選べば悪循環はさらにくり返され、後者を選べばあなたは成長します。

 

自分をどれだけ正しく、かつ愛情をもって見ることができるかにより、人生をどれほど満足して生きることができるかが決まります。たいていの人はある程度は自分を見つめることはできますが、その深さと正確さは人によって雲泥の差があります。

 

この本の全編を通じて述べてきたことは、「自分を愛することの大切さ」についてです。もちろん、「自分を愛する」ことは、エゴイストになったり高慢になるのとはちがいます。自分を愛することは、一人ひとりがみな万物の一部であり、誰もがみな生まれながらに能力があるという宇宙の真理を認めることです。

 

主観的な自己愛ではなく、このような客観的な自己愛があって、初めてわたしたちは隣人を愛することができ、自分が本当に何を望んでいるかをはっきりと言うことができ、人生を最大限に生き抜くことができるのです。

 

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